神は細部に宿る。
この言葉を信念とするトップクリエイターは多い。
アップルのインダストリアル・デザイン担当の上席副社長で、ジョブズの右腕と呼ばれていた最重要デザイナーであるジョナサン・アイブは次のように語る。
おそらく決定的な要因は「当たり前」を超えて「狂信的に注意を払うこと」だ。
細部に「取り憑かれたような関心を持つこと」だ。
ケーブルやパワーアダプターといった普通は見過ごされることの多いものにもとことん気を配ることだ。ーーーージョナサン・アイブ
Perhaps the decisive factor is fanctional care beyond the obvious stuff: the obsessive attention to details that are often overlooked, like cables and power adaptors.----------Jonathan Ive
(ウェブ時代5つの定理 p162)
iPod開発時のジョブズのエピソードを紹介する。
iPodのソフトウェア開発を担当した会社ピクソー。社員の大半は元アップル社員だ。iPodの全容も明かされず、ジョブズと直接話すこともなかったが、プロジェクトが始まってすぐ、ジョブズが深く関わっていることがわかったという。
理由はビルドを金曜日に欲しがり、月曜日にたくさんの修正点を指摘してくるからだった。
一般の会社なら、テストできる平日に欲しがる。だが、ジョブズは金曜日にビルドを受け取り、週末に自宅でテストして、週明けに修正点を指摘するのだ。
要求は細かい。「曲を選択するまでに三回以上もボタンを押させるな」「音質にシャープさが足りない」「メニュー表示が遅すぎる」など山ほどの修正が繰り返された。「電源ボタンはいらない」といった難題もあった。
(スティーブ・ジョブズ全発言 p.29)
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