こうなれば、さっそくネットワーク経由でリアルタイムな同期が可能かどうかを 試してみたくなったのだが、せっかく作るのであれば、 以前から漠然とした仕様だけは頭の中にあった neu.Chat を作ってみる事にした(neu. Notesのネットワーク版と思っていただいて良い)。
ここまで思い立つと、一気に「そこそこ動く」ところまで作らないと気がすまないタチなので、 一気に集中力を上げてとりかかったのが水曜日の朝。しかし、 いきなりつまづいたのが リモートのP2P通信のために使おうとしたGame Center の仕組み。これが結構複雑で、 これをまず理解して使いこなすのに丸一日かかってしまった。
しかし、一旦 Game Center 関連の API が使いこなせるようになると、一気に開発効率があがり、木曜の夜には、 二つのキャンバスのネットワーク経由の同期もそこそこ動く様にな り、最低限「商品のイメージを掴む」 プロトタイプまでが完成した。早速、「アルファ版」 として相棒のPeteにプロトタイプを渡し、 商品化の相談を開始する。
PeteとはMicrosoft、UIEvolution も含めると10年以上の付き合いなので、彼も私の仕事のスタイルには慣れていて、 こんな風にいきなり送られて来たプロトタイプに遠慮なくフィード バックをくれるので助かる。会議や書類作りの嫌いは私としては、 こんな風にまずは目に見える形にしてから相談するのが最も効率が 良いのだ。
Peteに話しているうちに、かなり商品化のイメージが固まって来る。 基本機能のそなわったものを無料で提供し、アドオン機能を "In App Purchase" の仕組みを使って販売するというビジネスプランだ。
実際の商品の形に仕上げるには、まだやらねばならないことは沢山あるが、 まずはこうやって最初に商品のキモとなる部分(このケースでは「 二つのキャンバスのネットワーク経由での同期」)を一気に作り、 「そこそこ動く形」 にしてから細かな仕様を決めて行くというのが私のもの作りのスタ イルだ。
2012年9月16日日曜日
プロトタイプベースハードワーク具体例 neu.Chat
週刊 Life is Beautiful 2011年12月13
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